気をつけるのは前乗りだけ?

今シーズンは寒さの厳しい冬になっていますが波はサイズこそ小ぶりですが形よく波のいい時が多いですね!

寒さのせいか混雑具合もそこまででもなく週末でも海帰りのお客さんから楽しめた様子を多く聞けています

最近はサーファーのモラルも向上し波チェックの時にすれ違う人達と挨拶を交わす事も多くなりすごくいいなって感じています

ポイントでもドロップインやスネーキングなどマナーの良くない人も以前に比べるてだいぶ減ってきたようにも思います

ドロップイン(前乗り)は絶対的なルールですのでテイクオフする前に必ずピーク側から誰か乗る人がいないか確認しましょうね

そこでさらに付け加えてみなさんに気にして欲しい事があります

それは「奥すぎるテイクオフ」です

写真を見て下さい
2人が同じ波にテイクオフオフしようとしています
一見ショルダー側の人が前乗りに見えますが2枚目の写真ではショルダー側の人が良い位置からのテイクオフで奥からテイクオフしようとしていた人はスープに捕まりライディングを早々にあきらめています

つまり奥すぎるテイクオフだったという事になります

サーフィンの絶対的ルールにピーク優先があります
ピークとは頂点の事なんですが、いわゆる奥と同じ意味合いにとらえられがちですが
この写真の状況で、奥からくる人がいるためショルダー側の人がテイクオフをやめたとしましょう

結果、この形良いライトの波は誰も乗らずにブレイクしていったでしょう

この部分の判断はビギナーの人には難しいかもですが
中級以上の人は前乗り同様に気にして欲しい事、ルール?マナー?なんと言ったらいいかは難しいですが
あなたのサーフィンが紳士的かどうか、こんな感じにとらえてもらえたら嬉しいです

同じ波を狙い波待ちして、波が来たらみんながパドリングを開始、ベストなポジションからテイクオフしようとするけど、奥から乗せるもんかと言わんばかりでテイクオフ
ショルダーの人はパドリングをやめ奥からテイクオフしようとする人がテイクオフをしました

結果、スープに捕まり形良いショルダーには誰もいないまま無人ブレイク

もし奥からテイクオフしようとする人が私だったら、あなただったら
同じ波を狙い波待ちしていたすべての人に一気に嫌われます
そしていい大人が欲深さ満載で恥ずかしさすら漂います

もし奥からテイクオフしようとした人が、この位置からでは奥すぎて波に捕まってしまうだろうと判断し、ショルダー側の人に
「GO GO!」と言えたなら、どんなにその瞬間が紳士的でピースフルで有意義で生産的な瞬間になるでしょう

同じ状況でもこれだけで波を乗ろうと波待ちをしていたすべての人からリスペクトされるはずです

言葉にするとこの瞬間的な出来事は一見複雑そうで難しい判断のようにも思いますが、中級以上のサーファーのみなさん、心当たりはありますよね
きっと言わんとしている事はわかりますよね

前乗りはもちろん、奥すぎるテイクオフをしないようみなさんが注意したら、そのポイントはすごく良い雰囲気、バイブスが流れるはずです

そんないろんなこと気にしてたらいつまでも波に乗れないよと言われそうですが、私は常に気をつけていますし、特に奥からでも早い波を抜ける事ができる上級者の人にも少しだけ気にしてもらえたらすごくありがたい事です

同じポイントで入っているサーファーがみんな幸せにサーフィンが出来たらすごく素敵な事です

前乗りしようとする人に「ヘイヘイ‼︎」よりも
奥の人がショルダーの人に「ゴーゴー‼︎」
想像するだけで笑顔になってしまいます

サーフィンの大会のように、奥からテイクオフされたらインターフェアーとられてしまう
だから奥から行けば乗られない

サーフィンは波に乗る順番が実質ない実力主義ではあるのですが、それを最前面に出したとしたら、なんてギスギスピリピリしたものなのでしょう

ポイントの特性やローかリズムや常連さん一見さんいろいろ一概に言えないところがあるのもサーフィンなのですが

私は出来るだけハッピーにサーフィンしたいなと日々考え願っています

ポイントのムード、秩序をコントロールできるのは上級者のみなさんです
ローカルのみなさんです

より良い雰囲気のポイント、コントロールにビジターの人々は言われなくても自然とリスペクトをしより良い関係が生まれるのではないでしょうか

海に落ちているゴミひとつ、拾いましょう

は、定着した感のあるサーファー的マインドではありますが

同じポジションの人に何かひとつ、親切な事をしましょう

こんなの聞いたことはないとは思いますが
きっと素敵な世界が待っているように思えてなりません

カッコつけたような事言ってすみません
私自身も気をつけ勉強しながらサーフィンしていきたいと思っています

最後までお付き合いありがとうございました☺︎