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【サーフィン雑学】
私がサーフィンをしながら感じたことやお店をしていて伝えたいことなんかをたまに書いていきたいと思います
みなさんはサーフィンしたあとウエットスーツをどうされていますか
もちろん洗っていると思いますが、その洗い方を私のおすすめの方法と注意すべきことをお伝えします
①専用のシャンプーとソフナーを使う
みなさんが海に持っていくウエットを入れるバケツにまずシャンプーを入れてから水を半分くらい入れウエットをジャブジャブしたりスーツ内側に水を入れ持ち上げて足から水をだして内側にも気を使います
裏返して両面やるのがなおいいのでしょうが、私はそこまではやらず片面(着替えた後の裏返しの状態)で洗います
そしてそのまま放置してしばらく浸けておきます だいたい数時間 時には一晩
続いて今度はソフナーです
これをしているとウエットスーツがいつまでも柔らかく新品の柔らかい状態をなるべく長続きさせてくれます
方法はシャンプーとだいたい同じですが、シャンプーより水を少なめにしてソフナー濃度を濃い状態にして柔らか効果を狙います
ジャブジャブやったらしばらく放置
数時間から一晩
終わりましたら日陰に肩の広めなハンガーに吊るして干します
日陰干しして足から水が垂れなくなる半日から1日たったら室内に入れ今度は裏返しにしてスーツを表にしておきます
以上が私がウエットスーツを使ったら毎回行う洗浄方法です
えー毎回そんな細かいことしてるのって声も聞こえてきそうですが、はいその通り毎回しております(たまにソフナーはさぼります)
おすすめのシャンプーとソフナーは
すっきりのもと ふわふわのもと
ですが、シャンプーとソフナーが一緒のアロマウエットでもいいと思います
ただ効果はすっきりのもととふわふわのもとが段違いで効果が高いです
このサーフィン毎の作業のおかげで私のウエットスーツの状態はとてもソフトで柔らかく数年たった私のウエットスーツをお客さんに触ってもらうとみなさんビックリしています
しかもがっつり使用しているウエットですよ
ウエットスーツは高額なアイテムですが、使い方を間違えれば極端な話着替え方を雑にするだけで破れてしまう場合もあります
着方、脱ぎ方やメンテナンスの仕方でウエットスーツの状態が人によって全く違ってきます
ウエットスーツの修理でたくさんの使用中のウエットスーツをお預かりしますが、しっかりメンテナンスされているウエットは触った瞬間にわかります
また中には購入からそんなに経っていないのに状態の悪いウエットの人も多くいらっしゃいます
私はみなさんのウエットスーツの劣化が早まれば商売に繋がりますので悪いことではないのですが(笑)せっかく高いお金を出して新調したウエットスーツをより長く良い状態で保って欲しいと思いお伝えします
どうぞ面倒な作業かもしれませんが道具を大切にしながらサーフィンを楽しんでいただきたいと思います
〜以下やっている人は気をつけて欲しいこと〜
・ウエットを踏んで洗う
サーフィン後にバケツの上でポリタンクの水をかぶり溜まった水に衣料用柔軟剤を入れウエットを踏んで洗っている人を見かけます
ポリタンクの水を使うことや衣料用柔軟剤を使うことは問題ありませんが、ウエットスーツを踏む行為は絶対にしない方がいいです
きっとウエットスーツに染み込んだ内部の汚れを落とすつもりでしているのかもしれませんが、ウエットスーツを何度も踏んでしまうとウエットスーツの縫製である生地を貫通させないすくい縫いを壊してしまう可能性があります
ふわふわのゴムの上に大人の体重がかかとに乗りウエットを何度も何度も踏んでいたらすぐに縫い目が破損して見た目はなんともない状態でもウエットの縫い目から水がじんわり入ってきてしまうように内部破損してしまうかもしれません
ですので踏み洗いは絶対にNGです
・ひなたに干す
これも意外と多くの方がしています
ひなたに干すとすぐに乾きますが、代わりにすぐに硬くなり伸縮率が著しく低下します
また同時に生地が縮みを起こします
ウエットスーツはネオプレンゴムです
ゴムは日光からダメージを受けますのでこれも絶対にNGです
2ラウンドサーフィンする人で車に吊るしてひなたに干す人もいると思います
その場合はきっと乾きすぎないで着用するので大事には至りません
乾ききっているのに直射日光に当たっている状態が危険なのです
ウエットシャンプーしてソフナーしてひなたにほしたらせっかくのメンテナンスが意味なくなってしまいますので注意して下さい
・いつまでも裏返しで保管する
ウエットは裏返しのまま洗う人が多いのでずっと裏返しで保管する人がどうしても多いのですが、ウエットスーツは裏面が乾いたら表になおしておきますょう
みなさんのウエットにはこのようなシワがこびりついてしまっていませんか
このシワはウエットスーツを裏返しにすると付いてしまうシワなんです
このシワが強くついてしまうとラバーならここから生地が裂けてきてしまう場合もあります
ウエットスーツは表が表になるように作られています
よく意味がわからない表現かと思いますが、ウエットスーツは同じ着るものなのですが、洋服のように平面なものではなく、立体裁断による立体のものです
例えば手首の断面を見てください
立体裁断により丸く輪の状態かと思います
その輪は、表の外側の輪と肌の面の内側の輪があると思いますが、生地には厚みがありますから当然外側の輪と内側の輪には、輪の大きさに差が生まれます
外側の輪の方が大きく、内側の輪の方が小さいわけですが、この差がウエットスーツが裏返しになるとシワとなってしまう訳です
特に冬用のセミドライスーツ
時期的にちょうど保管していたセミドライスーツに着替え始めた方もいらっしゃると思いますが、昨年のシーズン終了からずっと裏返しで保管してウエットスーツがシワシワになっていたりしませんでしょうか
セミドライスーツは生地が厚いので外側と内側の輪の差が大きいのでシワもより強く入ってしまいます
シーズンオフ中ずっと裏返しになっていたウエットスーツのシワは残念ながらもう取れないと思います
ラバー部分は数年後には裂けてしまうかもしれません
ですので少しの間ならそんなに問題ありませんが、ウエットスーツは表が表になるように作られている立体になります
本来あるべき状態の表にして直射日光をさけ厚みのある幅広いハンガーに吊るして保管するようにしましょう
長くなりましたが以上が私が推奨するウエットスーツのメンテナンス方法と注意点になります
補足ですが衣料用柔軟剤でメンテナンスしている場合、ウエットに対してダメージがないので全然問題ないと思います
ただ効果は衣料用のため、ジャージ素材の表面にソフト感といい匂いが付きますのでいい感じのようですが、ウエットスーツ専用のシャンプーとソフナーに比べると、専用のものはウエットスーツのジャージからラバー、またゴム全てに効果があり、ラバーならいつまでも黒く表面が新しい状態をキープしますが、衣料用柔軟剤ではラバー部分には効かずサラサラサラ硬いグレーっぽいラバーになってきているのでやはり専用タイプの方がお勧めですね
サーフィン用品は高いものが多いので逆に使わない方もいるかと思います
以前ワックスリムーバーを説明したら灯油で落ちるからいいと言っていたお客様がいました
基本考えがこういうあまのじゃくさんがいますのでこうなると何も言いませんが、どうかみなさんのウエットスーツ、またギアの状態がいつまでも良い状態が続くことを願っています☺︎
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